肥料には大きく分けて有機肥料と化成肥料があります。
有機肥料はゆっくり効きます。
毎年たくさん与えても、割と問題はおこしません。
ただし油かすなど有機肥料は、与えすぎるとハエが発生することがあります。
特に土の表面におくと臭いがでることがあるので、
なるべく土の中に埋めるようにしましょう。
化成肥料は、すぐ効くものが多いです。
固形のタイプはゆっくり効くものが多く、液体のものは即効性が高いものが多いです。
あまり与えすぎると、土がやせてしまい、丈夫な植物が育たなくなるので、
あまりやりすぎないようにしましょう。
植物の成長に必要な三大栄養素はチッソ、リン、カリです。
これに加えてカルシウム、マグネシウム、イオウをあわせて6大要素といいます。
さらに加えて
鉄、マンガン、亜鉛、銅、ホウ素、モリブデン、塩素も必要だそうですが、これらは微量で十分なので
ここでは説明しません。
あえて言うと、炭素、水素、酸素(3つ合わせるとアミノ酸やたんぱく質)も重要ですが、
空気中や根から自然と吸収されるので、これもあまり気にする必要はありません。
たんぱく質やリンを含んでいます。
庭にまくのならいいのですが、
プランター鉢植えの場合、与えすぎや濃いとぎ汁を頻繁にやると土のスキマが
埋まり、根づまりの原因になりますので注意してください。
空いた牛乳パックに水を少しいれると薄めた牛乳液がでるのでこれを肥料液の代わりに蒔きましょう。
与えすぎると臭くなりますので注意してください。
たぶんたんぱく質やカルシウムを含んでいて、これがいいのだと思います。
ヨーグルトも同様だと思います。
落ち葉や枝などを燃やした灰です。
灰になる前の炭も植物の成長によい影響を与えます。
カリ肥料を含むので、植物が病害虫に対する抵抗力をつけます。
灰になる前の炭も、通気性をよくするので、根に必要な空気を与えやすくなるので
とてもいいです。
リン酸を多く含み、実を食べる野菜にぴったりです。
よく腐らせてから使わないと蛾が発生することがあります。
炒るか電子レンジでチンしてから埋めればいいかもしれません。
玉子の殻にはカルシウムが大量に含まれています。
乾燥させてから粉々に砕いて土にばらまいてもいいです。
あるいは、割ったままかぶせてもいいです。
ゆっくり効くので、多少多めに蒔いても、他の肥料と併用してもほとんど問題はありません。
玉子の殻の内側についた卵白は、腐ると臭いがしますので、できれば土に埋めた方がいいのでしょうが、
乾燥させてから与えればさほど問題にはなりません。
油も肥料になるようです。
ただし効くまでに年数がかかります。
リンやカルシウムを含んでいます。
骨粉(こっぷん)としてわざわざ売っています。
ジャガイモの育成にもいいようです。
煮干などのだし殻には栄養分がたっぷりあります。
土の上に蒔くとハエがわくので、土の中に埋めて肥料にしましょう。
コーヒーの成分の中のたんぱく質がいいらしいです。
コーヒーの出し殻を土にまぜます。
土の表面に蒔いてもいいです。
虫もつきづらくなるそうなので一石二鳥です。
だしがらの昆布や、古くなって使えなったワカメを細かく切って土に混ぜるといいです。
たぶんカルシウムなどが効くのでしょうね。
台所ででてきたいろんな野菜くずを土の中に混ぜて腐らせます。
チッソ肥料分が多めになるのと、土が酸性になりがちなのですが、
昔からよく使われるいい肥料です。
土の表面にでていると臭いを発生するので、
できればベランダではなく庭や畑でするのがいいです。
取り去った雑草や育てたあとにのこった葉や茎、根を埋めてもいいですが、
病害虫がついている可能性があります。
また、雑草の種をまいている事にもなりかねません。
よってそちらはできれば燃やして草木灰とした方がいいかもしれません。