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土の再生

プランターや鉢で植物を栽培すると、何年かすると育ちが悪くなります。
それには以下の原因が考えられます。
ちょっと話が長いので、面倒な方は土の再生方法の方に読み飛ばしてください。

 
土が悪くなる原因
病害虫
植物を育てると、植物に惹かれて病原菌や害虫がよってきます。
多少の数なら植物自身の抵抗力で対抗できるのですが、病害虫・・・
それは年々増えていき、植物には耐えられないほど濃縮されてきます。
栄養の偏り
植物が育つのに必要な栄養素はチッソ、リン、カリのほかに カルシウム、マグネシウム、硫黄。
そして微量要素です。
植物はそれぞれ好物の栄養素があります。
人間も好物の食べ物と嫌いな食べ物がありますよね?
植物も好きな栄養ばかり食べるのです。
同じ種類の植物を育てていると、一部の栄養がどんどん減っていきます。
私たちが与える肥料は、それぞれの栄養素をバランスよく配合したものなのですが そのなかの一部の栄養素は土中からどんどん減り、一部の栄養素はどんどん増えていき バランスが滅茶苦茶になってしまいます。
pHバランス
植物を育てると枯葉や根、茎などがでてきます。
それらが腐ると腐葉土としていい肥料になるのですが、 pHが酸性に偏ります。
酸性の土を好む植物もいますが、アルカリ性の土を好む植物にはこれは耐えられません。
有益な微生物の減少
余計な雑菌の繁殖により、有益な微生物が減少します。
植物には有益な微生物もあるのです。
 
土の再生方法
  1. 日光消毒。
    まず、根や枯葉など雑菌が繁殖するもとになる素を排除します。
    次に土を黒くて丈夫なビニール袋に入れます。
    水を入れて湿らせ、ビニール袋をガムテープなどで密閉します。
    これを直射日光のあたる場所におきます。
    夏場なら1週間、冬場なら2,3週間おいておきます。
    内部は50℃以上の高温になり、雑菌が消毒されます。
    その後、ビニールをあけて天日で乾燥させればOKです。
  2. 電子レンジで加熱消毒。
    少量であれば、ビニール袋に入れて電子レンジに4,5分かけます。
    その後、ある程度冷めるまで蒸らします。
    これで雑菌はかなり消毒できるはずです。
  3. 木酢液。
    木酢液を10〜50倍に薄め、土にたっぷりかけて一週間放置します。
  4. 木酢液。
    木酢液を10〜50倍に薄め、土にたっぷりかけて一週間放置します。
  5. 水攻め。
    タライかバケツに水を満たし、その中に土を入れます。
  6. 苦土石灰を混ぜます。
    pHを中性に近づけます。
  7. 薄めた木酢液をかけます。
    有益な微生物を増やします。
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