土の役割
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保水
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土は水の蒸発を防ぎ、また水を含むので根が乾燥するのを防ぎます。
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養分の保持
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土は植物の栄養分が流れ出るのを防ぎます。
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空気の供給
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植物の根は空気も必要とします。
水だけだと空気が供給されないので土が必要になります。
同じ土でも、よく耕してやわらかくしていると土の粒の間に空間があるので
空気が含まれていて、植物が育ちやすくなります。
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植物をささえる
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植物は、その身体をささえて日照のいい方向に葉をむけるために根をはります。
土があると根をささえるため、それを助けます。
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温度変化の軽減
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根は物質以外にも温度にも敏感に反応します。
土は温度を急激に変化することなく、緩やかに変化するため根も影響を受けずに順応することができます。
pHバランス
pH(ペーハー)とは、土が酸性かアルカリ性かを表す目安です。
一般に植物は弱酸性から弱アルカリ性が好きで、それは植物によります。
そして土はほおっておくと酸性に偏りがちです。
そのため、土をアルカリ性にするために草木灰や苦土石灰をまぜるといい場合が多いです。
土が古くなると
土が古くなると、植物が自分の好きな養分を吸収するため、養分のバランスが悪くなります。
また植物に惹かれた害虫や病原菌の温床になりがちです。
そのため、庭の場合は天地返し(深さ60cmぐらい下と入れ替え)をします。
プランターや鉢の場合は、再生剤を加えたり、殺菌消毒をします。
土の種類
いろんな種類の土があり、面倒であればそれらをバランスよく配合した「培養土」を使うのが楽です。
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赤玉土
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赤土を乾かしてふるいにかけた褐色粒状の土。
ほぼ無菌の弱酸性で、通気性・保水性・保肥性に優れています。
最も基本的な園芸用土で、腐葉土などと混ぜて幅広く植物の栽培に使います。
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黒土
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関東ローム層の表層に存在する、黒っぽい火山灰土。
固まりにくく、有機物を多く含み、保水性・保肥性がよい。
やや通気性はよくない。
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鹿沼土
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栃木県鹿沼市付近の土。
通気性・保水性に優れるが酸性のため、サツキやツツジの仲間を育てる以外は他の用土と混ぜて使います。
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腐葉土
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広葉樹の落ち葉を腐熟させた物で、有機物にも富み最高 の補助用土です。
完熟の腐葉土ならばいいのですが、安いものは品質が悪く、植物に悪影響を与えるので注意が必要です。
落ち葉はとてもいいのですが、安い腐葉土は木の枝が完全に腐らずに混ざってます。
木の枝は腐る時にカビが生えやすくカビは植物に悪影響を与えます。
そのような用土を使う時は、木の枝は取り除いてから使うといいでしょう。
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バーミキュライト
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ひる石を焼成した極めて軽く、通気性・保水性・保肥力に優れた無菌用土です。
ピートモスやパーライトと混ぜてハンギングバスケットの用土や、単体でさし木・種まきの用土として使います。
栄養分はあまりないので、通常は他の土と混ぜて使います。
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ピートモス
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寒冷な湿地帯の水ゴケが堆積し、分解されて泥炭化したもの。
保水性や保肥性に優れ、ハンギングバスケットの土として有効です。
腐葉土と同様によく使いますが、酸性が強いので苦土石灰などで中和して使います。