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ナス

概要

ナス

トマト、ジャガイモ、ピーマン、シシトウなどと同じ仲間です。
油との相性がよく、とても美味しい野菜です。

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月
種まき                
収穫                

種まき

3〜4月。
しかし暖かい地方以外では苗を買ったほうがいいでしょう。

 
蒔く深さ

嫌光性なので、5〜6mm程度しっかりかぶせます。

 
発芽温度

25〜30℃が適温です。
よって温室がないと種から育てるのは難しいです。


収穫

6〜10月初旬。


成育

 
株間

40〜60cm

 
水やり

水の吸い上げが強いプランツなので、たっぷり与えます。
ただし過湿にすると病気になりやすいので、葉がしおれかけてきたときにたっぷりやるのがいいでしょう。
水切れに注意しましょう。
水を切らすとなすの実が硬くなったり、形が曲がって育ったりします。

 
肥料

多肥を好む代表的作物です。元肥、追肥ともにたっぷり与えます。
最初の実がなってからは固形肥料を与えます。

 
日照

必ず日当たりのいい場所に植えます。
そうしないと収穫が減ります。

 
病害虫

アブラムシ、ヨトウムシ、オンシツコナジラミ、テントウムシダマシ、チャノホコリダニ、ミナミキイロアザミウマなど。
芽の先端や果実が、茶色く変色して硬くなり、生長が止まるのは、チャノホコリダニによるものです(肉眼ではみつけづらい)。

以下の病気は接木苗で対処します。
青枯病、半身萎ちょう病。
以下の病気は過湿にならないように注意することで対処します。
灰色かび病、菌核病、すすかび病。
半枯病にかかると、葉の半分だけが、葉脈に沿って黄色くなり、やがて枯死するので、抜き取り処分します。

病気や害虫の被害にあいやすい野菜です。
接木苗なら病害虫に強いので、これを選びましょう。

 
詳細

できれば種からではなく苗を4〜5月に買いましょう。
ナスの苗は接木苗(つぎきなえ)が売っているので、接木のものを選んだほうが良いです。
また、なるべく品種のはっきりしているもの。
軟弱徒長していない「ガッチリ」と充実したもの。
大きな鉢に入っているもの。
節間が詰まっているもの。
双葉が落ちずに残っているもの。
一番花が咲きかけているもの。
病気や虫におかされていないものを選びましょう。

大き目の鉢に一株植え付けるくらいにします。
8〜10号鉢に一株、65cmプランターに二株植えられます。
小さいうちは仮の支柱をたてましょう(後により長い支柱をたてなおします)。

一番最初の花が咲いたら、その花の下2つのわき芽を残し、その下のわき芽はすべて取り除きます。
主の茎と2本のわき芽で合計3本の茎で育てて行きます。

実がなってきたら、重みで茎が倒れそうになります。
支柱を3本交差させ、それぞれの支柱に3本の茎を添えるといいでしょう。

一番最初に実がなったら、小さいうちに収穫します。
そうすることで、残りの実に栄養がゆきわたります。

次の実は開花後、15〜20日で収穫できるようになります。
とげがあるので、ハサミを使って収穫しましょう。

二番目の実からは、実の先にある葉を一枚残してその上から茎を切って収穫します。
収穫はできるだけ朝早く温度が上がる前にします。
収穫後は直射日光を避けて冷暗所で保管します。
切り取った下からわき芽がでてきて次の実がなります。

成長の良い花を残し、悪い花は間引きます。花びらの色が濃く、中央の雌しべの長い花が良い花です。
肥料(特にチッソ肥料)が不足すると、悪い花になり、実がつきにくくなります。

7月下旬〜8月上旬頃、主枝と側枝を、葉2〜3枚残して切り戻し、株の若返りを図ります。
株全体を2/3〜1/2にするつもりでしましょう。

ネギやニラを一緒に植えましょう。
ネギやニラの根から分泌される成分が、連作障害の病害を防いでくれるそうです。


 
栄養

栄養面では特筆するものはありませんが、身体を冷やす効果がある夏野菜なので暑い夏に食べるといいでしょう。
なすの皮には抗がん作用や老化防止効果で知られるポリフェノールも多く含まれています。


 
調理例

みそ汁の具、野菜炒め、サラダ、おひたし、漬物、煮物、和え物、炒め物などに。
たいてい何でも使えます。
火を通しすぎるとべチャッとするのでお湯にはさっとくぐらせる程度にしましょう。


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