簡単に作れる葉物野菜です。葉、茎、花、地上にあるところ全部食べることができ栄養も豊富です。
高温多湿を好むので、日本の気候にあった野菜と言えるでしょう。
捻挫、打ち身(打撲)の時にすりつぶして冷湿布するといいそうです。
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
種まき | ||||||||||||
収穫 |
タネは、硬い種皮に被われているので、まく前に一晩水に漬けておきます。
移植を嫌うので、根を傷めないように気をつけ、植えつけの後にたっぷりと水を与えます。
草丈20cm程度になったら、支柱を立てますが、支柱に巻きつく力は弱いので、必ず誘引します。
最終的にはツルムラサキは1.5〜4m程に生長しますので、適当な高さ(1mくらい)で摘心して脇き目を出させます。
50cmくらいの時に1/3の長さに摘心した方がわき芽がでて収穫量が増える、という話もあります。
一枚置きに葉を下から収穫する。高さが1mくらいになったら摘心し、それも料理する。
その場合は先端15cmくらいを刈り取ります。
つぼみや花も食べられます。株を弱らせないためには、つぼみのうちに摘み取ってください。
茎は少し堅くてたべづらいです。ミキサーにかけて青汁にするといいかも。
ビタミンやミネラルを非常に多く含み、ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄などが豊富に含まれています。
ビタミンCは肌の健康によく風邪の初期予防になります。
カルシウムの吸収をよくするためにビタミンDを含む魚類をとるといいでしょう。
鉄分の吸収はそのままでは悪いのでたんぱく質やビタミンCと一緒にとりましょう。
ビタミンCはすでに含まれているのでたんぱく質だけ補充です。
とくに油との相性がとても良い野菜です。さっと炒め物にするとおいしいです。
また、茹でて調理する場合は1分程度でサッと茹でるようにしましょう。
あまり茹ですぎると栄養が流れ出てしまいます。
緑茎種と紫茎種がありますが、紫茎種は主に観賞用として栽培され、緑茎種の方がより味が良いようです。
胃潰瘍、肝臓病、バセドウ氏病、などに薬効があるといわれています。