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ヨモギ
概要
ヨモギは、繁殖力旺盛な植物です。プランターでも、ほとんど手間をかけずに育てられます。
時期 |
1月 | 2月 | 3月 |
4月 | 5月 | 6月 |
7月 | 8月 | 9月 |
10月 | 11月 | 12月 |
増やす |
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収穫 |
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増やす
種蒔きの適期は3月または9月。
ばら撒きしたらかるく土をかぶせます。
発芽したら適時に間引きます。
株分けの適期は4〜5月、または9〜10月。
根に土を少しつけた状態で掘り起こし移植します。
収穫
芽をつむ時は3月頃。
草丈が5〜6cmになったところで収穫します。
花穂がでるまでは、若い葉を摘む事ができます。
野原で摘んで、天日で干すのではなくそのまま使う場合は、しおれないように少し水をかけておきましょう。
夏にかけては、葉を切り取り天日で干します。
成育
株間
たぶんプランターか5〜8号鉢。
水やり
表土が乾いたらたっぷりやります。
冬はやや少なめに。
日照
日なたで育てましょう。
病害虫
春と秋にアブラムシが大量発生することがあります。
早めに予防しましょう。
手に負えない場合は、被害のある部分を切り落として処分し、次の芽が出るのを待ちましょう。
詳細
地下茎でどんどん広がっていくため、他の植物との寄せ植えは避けましょう。
プランターだと3〜4株が目安。
1〜2年に1回、株の若返りをかねて株分けをして植え替えます。
利用する
乾燥葉
夏の土用の頃、刈り取って天日干しし、乾燥したものを
荒く刻んで湿らないように保存します。
下茹で
ヨモギはよく水洗いする。
たっぷりのお湯の中に入れヨモギが浮き上がったらすぐ冷水で冷ます。
ヨモギを一口大に切り、固くしぼって一回分ごとにラップして冷凍保存。
利用する
内用薬(食事)
煎じて飲む。
水400ccに乾燥葉5〜8gを入れ、水の量が半分くらいになるまで
コトコトと煮ます。
1日に2〜3回に分けて服用するといいです。
ヨモギのおひたし。
ヨモギは塩を入れたお湯で茹で、冷水にさらして水気を絞り取ります。
鰹節をかけ、醤油をたらしてできあがり。
味噌汁の具に。
若い芽は洗ったらそのまま味噌汁の具に入れます。
ヨモギスパゲティー
ヨモギはよくあらってから塩茹でし、冷水でしめて絞り、みじん切りにします。
スパゲティーをゆでます。
混ぜ合わせ、オリーブオイルや粉チーズで味付けをします。
お好みで鮭フレークを少量加えます。
ヨモギミルク。
ヨモギの絞り汁100ccと牛乳200ccを混ぜ合わせただけ。
砂糖かハチミツを加えてホットで飲むのも美味しい。
ヨモギ納豆。
ヨモギは葉の先を摘み、洗ってからレンジで10秒チン。
納豆付属のタレでかき混ぜながら、チンしたヨモギを加えます。
さいごに、ヨモギの若葉を一本だけ添えてできあがり。
3〜4月頃が一番美味しいです。
ヨモギチャーハン
ヨモギはよく洗ってごみを落とします。
刻んだヨモギをフライパンで軽く炒めます。
そこにご飯をいれて混ぜながら醤油とコショーで味付けします。
かるいスクランブルエッグを別途作ってから混ぜ合わせるとより
美味しいかもしれません。
最後にごま油で味付けします。
ヨモギのおむすび
ヨモギは重曹をひとつまみいれたたっぷりのお湯でやわらかくなるまで茹でます。
ご飯の中に切り餅をひとかけらいれて炊きます。
炊き上がったら餅とご飯をよくまぜておきます。
ヨモギと黒ゴマを入れてよくまぜます。
手に水をつけて好みの大きさに握ります。
ひとつはきな粉をまぶします。
ひとつは醤油をつけて焼きおにぎりに。
できあがり。
ヨモギとタンポポの金山寺わさび味噌和え。
ヨモギとタンポポの花をよく洗い、塩ゆでして
冷水にさらし、しぼっておきます。
これに金山寺わさびみそを和えます。
できあがり。
ヨモギ茶
ヨモギをよく洗い、水気をふき取り自然乾燥させます。
(電子レンジをつかってもいい)
カラカラにかわいたらできあがり。
お湯をそそいで飲みましょう。
ヨモギご飯
ヨモギ茶をつかってご飯を炊きます。
出がらしのヨモギはみじん切りにして鰹節と一緒にまぜます。
利用する
外用薬
ヨモギ湯。
茎先20cmくらいの生の穂5,6本を細かく刻み、水から煮出します。
煮汁を濾して、風呂に入れます。
または、洗って乾燥した葉30gほどを直接湯船にいれます。
ヨモギ湯は身体が温まり、湯冷めの防止にもなります。
肩のこり、神経痛、しっしん、痔、疲労回復、冷え性、あせも、リウマチ、荒れ性、しもやけ、うちみ、
腰痛、ひび、あかぎれ、くじき、産前産後の冷え性に。
そして腰痛、腹痛、痔にもよく、殺菌、消炎効果もあります。
切り傷に。
ヨモギに含まれるタンニンが、止血剤になり、傷の治りを早めます。
葉を軽く手で揉み、それを直接傷口に当てます。
ヨモギローション。
乾燥よもぎを、水に入れて20分煮込みます。
ヨモギを漉して、ローションを冷まします。冷蔵庫で冷やすと使う時に気持ちいい。
グリセリンを少量加えて保湿効果を与えます。
使用する時は、ローションを化粧パフやガーゼなどに付けて、患部に塗ります。
風呂上りのかゆみ防止になるそうです。
ヨモギ石鹸。
たぶん、こんな方法で作れるはずです。
食用油100g。
苛性ソーダ13g(オルトケイ酸ソーダなら25g)。
水道水40ml(オルトケイ酸ソーダなら50ml)。
500mlのペットボトル。
豆腐の空き容器など。石鹸の型。
油にはあらかじめヨモギを加えてエキスを油に移しておく。
ペットボトルに水道水を入れる。
苛性ソーダを慎重にペットボトルに入れる。
フタをしっかりしめて、苛性ソーダが解けるまで振る。(ゴム手袋着用)。
3分ぐらい振ると溶液がほぼ透明になりますが、かなり発熱しますので注意。
油をペットボトルに加える。
ペットボトルのフタをしめる。
30秒前後左右上下に振ったら10秒休む。これを5回ほど繰り返す。
ドロッとしてきたら豆腐の空き容器など、石鹸の型に流しいれる。
2日ほど放置してから型からはずす。
これを3日ほど放置して乾燥させてできあがり。
できれば1ヶ月ほど、暗所で乾燥させたほうがいいようです。
殺菌・抗菌作用があります。
また、敏感肌、乾燥肌、アトピー、ニキビ、ひび、あかぎれ、しっしん、痔、あせも、荒れ性(ひじ・かかとなど)に効果があるそうです。
その他
ヨモギには、以下の効果があるとされています。
(民間療法なのであてにしすぎないように)
食物繊維が豊富。葉緑素が多くて、血液の浄化作用があるとされています。
βーカロテン、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、
葉酸、パントテン酸、ビタミンC、カリウム、カルシウム、リン、鉄、タンパク質、脂質など。
シネオール、セスキテルペン、コリンを含み、解熱作用・利尿作用が期待されます。
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