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連作について

野菜は連作(毎年同じ土で植えると)すると病気や害虫の被害を受けるなどの問題がおきることが多いです。
また土中の肥料の偏りによるところもあります。
それは野菜の種類にもよりますし、被害を受けにくくする方法もあります。
なお、混作(ひとつの種類だけではなく、いくつかの種類を混ぜて植えること)より、
土壌中の病原菌の数を抑えることができるようになります。
このページでは、その内容について紹介します。

連作をする場合の対策

土壌殺菌

土の栄養分ではなく病害虫の場合は、土を消毒すればいいのです。
方法にはいくつかあります。

詳しくは土の再生のページを参照ください。

接木苗

接木苗は病害虫の対策をしているものが多いので、苗を購入する時に接木苗を選択しましょう。

マリーゴールド

土中にはセンチュウという害虫がすみつくことがあります。
センチュウは植物の根から養分を吸い取り、見た目は異常はないのに生育が悪くなります。
これを防ぐためにはマリーゴールドを植えるか、
マリーゴールドを生のまま土に埋めるとセンチュウが嫌がるのでいいそうです。

土壌改良剤

土を再生するための土壌改良剤というものが市販されていますので、これを使う方法もあります。
ただし病害虫に対しては効果はないでしょう。

野菜の種類と連作の可否

野菜 何年間あけるか 対策
イチゴ 連作OK。1〜2年は連作しない方がいいという説も。

インゲン 3〜4年
瓜(ウリ) 3〜4年 接木苗を使うと連作可能の様です。
枝豆(エダマメ) 3〜4年という意見と連作OKという意見があります。

えんどう 5年以上
オクラ 1〜2年 肥料を大量に消費するため。
肥料を追加すればそれでもいいのだが、オクラが好きな肥料の配分とピッタリ合わせるのが難しいので避けたほうが無難。
カブ 1〜2年
かぼちゃ 連作OK
キャベツ 1〜2年
キュウリ 1〜2年 接木苗を使うと連作可能の様です。
また、葉ネギを一緒に植えるといいそうです。
小松菜(コマツナ) 連作OK
山東菜(サントウサイ) 1年
紫蘇(シソ) 連作OK
ジャガイモ 2〜4年

春菊(シュンギク) 連作OK。ただし2年は連作しない方がいいという説も。

生姜(ショウガ) 連作OK。ただし2年は連作しない方がいいという説も。

大根(ダイコン) 1年 マリーゴールドを一緒に植えるか、植えた後でマリーゴールドを鋤きこむといいそうです。
タマネギ 連作OK
チンゲンサイ 1年
ツルムラサキ 連作OK
トマト 5年以上 接木苗を使うと連作可能の様です。

ナス 5年以上 接木苗を使うと連作可能の様です。
また、ニラやネギ類を植えると連作による病気がでにくいそうです。
ニラ 連作OK
ニンジン 連作OK
ニンニク 連作OK
ネギ 連作OK
白菜 1〜3年
バジル 連作OK
パセリ 連作OK
ピーマン 5年以上
ブロッコリー 2〜3年
ホウレンソウ 1〜2年
三つ葉(ミツバ) 1年
水菜(ミズナ) 1年
メロン 5年以上
モロヘイヤ 連作OK
ラッキョウ 連作OK